ねぇ。セカンドパートナーって言葉知ってる?
ううん。
聞いたことある気もするんだけど知らないや。
じゃあ知っておいたほうがいいよ。
最近、既婚夫婦の間でけっこー話題だから。
まじでか。
セカンドパートナーとは
「セカンドパートナー」という言葉を初めて聞いた方も多いかと思います。
セカンドパートナーとは、お互いに家庭のある既婚者同士の男女が友達以上恋人未満の関係を築くことを言います。
お互いに配偶者はいるけれども相手に恋愛感情を持っており、デートをしたり手をつないだり、時にはハグをしたり愛を囁きあったりするのです。
最近ではセカンドパートナー探し専用のマッチングサイトができたり、インターネットやテレビでも取り上げられる機会が増えてきています。
あなたもそんなふうに思ったことはありませんか?
そういった心の隙間を埋める存在が「セカンドパートナー」なのです。
セカンドパートナーは、最初からセカンドパートナーを作ろうと意気込んで作るという例もあるのですが、それはあまり多くはありません。
多くの場合、普通の恋愛と同じように配偶者同士の偶然の出会いがお互いに恋に発展し、結果的にセカンドパートナーという関係になります。
性的な欲求で浮気をするのとは異なり、心を奪われてしまうのですから、セカンドパートナー問題は夫婦にとっては不倫より厄介な問題だと感じる人もいるでしょう。
セカンドパートナーと肉体関係ありになることもある?
セカンドパートナーと肉体関係をもつことはありません。
大の大人が恋愛感情をお互いに持っているのに肉体関係がないなんて意味がわからない、信じられないと思われるかもしれません。
肉体関係をもってしまうと、それは不倫となります。
不倫は夫婦関係を壊し、それだけで離婚理由となります。
しかしセカンドパートナーは、あくまでも2番手の存在です。
「配偶者のことを一番愛している・離婚をしたいわけではない」という大前提のもと、配偶者以外との恋愛を楽しむものです。
この恋愛は肉体関係のない、プラトニックな恋愛でなければならないのです。
なんか私には理解できない関係かも。
大丈夫。私も理解できないから。
セカンドパートナーは法的には不倫になる?
結論から言うと、セカンドパートナーは法的には不倫になりません。
どこまでしたら不倫・浮気になるのかという線引きは、個人の価値観によって様々です。
異性とメールをしただけでも浮気だと思う人もいれば、キスをしたら浮気、性行為をしたら浮気、気持ちが揺らいだら浮気、など人それぞれ考え方は違います。
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このように基準は人によって違えど、「結婚しているにも関わらず結婚相手以外の異性と恋愛関係になること」だと考えるのが一般的な不倫・浮気のとらえかたです。
そうなると、既婚者なのに結婚相手以外と恋愛をするセカンドパートナーというのは不倫に当てはまると思いますよね。
しかし法律上の不倫とは、「結婚相手以外の異性と肉体関係をもつこと(不貞行為)」です。
つまり、法律的には性行為をしないことを前提としているセカンドパートナーは不倫には当てはまりません。
えぇー!
法的には不倫じゃないんだ・・。
これは中々厄介な問題だよね。
セカンドパートナーを求める5つの理由
ここを理解すれば、付き合いを防いだり、付き合いを辞めさせることができるよ。
理由1 ときめきたい・恋がしたい
恋愛の賞味期限は3年と言うように、結婚生活が長くなってくると結婚相手に対する恋愛感情は徐々に少なくなっていく場合が多いです。
妻としては悲しいですが、妻が子どもを生んでから女性ではなく母親になってしまったと感じる男性は少なくありません。
もちろん妻のことは愛していますが、それは恋人同士だったころと同じ愛ではなく、家族に対する愛になってしまいます。
愛ではなく恋がしたくなるんだよ。
恋人同士だったころの胸のドキドキをまた感じたいという気持ちを、妻にではなく別の女性、つまりセカンドパートナーにむけてしまうのです。
理由2 さみしい
一般的に、男性は女性に比べると精神的に幼いところがあります。
妻が仕事・家事・育児に追われて自分の相手をあまりしてくれないなど、さみしさを感じてしまうことがあります。
子どものことばかりではなく自分の話も聞いてほしい、でも妻も忙しそうだから強制できない・・・と、そのさみしさが妻以外の女性との親密さを深めていくきっかけとなります。
例えば、同僚と行った飲食店でたまたま話をした人妻が親身に自分の話を聞いてくれたのが嬉しくて、また会いたい・また話をしたいとなり、何度か顔を合わせているうちに恋愛関係に発展というようになるのです。
そう言われると、最近旦那の扱いちょっと雑だったかもしれないなぁ。
理由3 愛されたい
付き合い始めた当初や新婚時代は、愛しているという気持ちをお互いに口に出して伝えていたのに、結婚生活が長くなると全く言わなくなったということはよくあります。
本当は妻を愛しているけれども、実際に伝えるのは恥ずかしくなったり、妻のほうも昔は旦那に甘えていたけど最近は甘えるなんてガラじゃない・・・と思ってしまったりしていませんか?
愛しているということを言葉や態度にして伝えられると、愛されているという実感が強くわきます。
その愛されたいという気持ちをセカンドパートナーにぶつけてしまうのです。
ちょっと恥ずかしくても、愛は言葉や行動でちゃんと伝えるんだよ。
理由4 自信が欲しい
人に愛されるというのは自信につながります。
妻以外の女性から男性として好意をもたれることで、「俺、まだまだ男としてイケる」と思えるのです。
自分に自信のない男性・自己評価が普段高くない男性ほどこの傾向があります。
理由5 将来への不安
現代の日本人男性の平均寿命は81歳なのに対し女性の平均寿命は87歳と、女性のほうが長生きする傾向にあります。
しかしそうは言っても、旦那のほうが妻より先に死ぬという保証はありません。
もし妻のほうが先に死んでしまってひとりぼっちになってしまったら、と将来を不安に思っている旦那は多いです。
セカンドパートナーがいればもしものときもひとりじゃないという安心感を得たいがために、セカンドパートナーを求める人もいます。
セカンドパートナーとの関係を断たせる3つの方法
セカンドパートナーなんて許しちゃダメッ。
方法1 付き合いたての雰囲気を思い出す
セカンドパートナーを求めてしまう理由で一番多いのは、恋がしたい・ときめきたいという理由です。
恋がしたいという気持ちを妻では満たすことができず外に向けてしまうのです。
ですので、旦那に妻との恋を思い出してもらうことが効果的です。
セカンドパートナーを求める旦那というのは、妻のことがいちばん大事であり離婚したいわけではないという大前提のもとで外で恋をするのです。
2番手は所詮2番手で、妻の壁は超えられないからね。
旦那が妻に対して再びときめき、恋をすることができれば、セカンドパートナーは言い方が悪いですが用済みというわけです。
付き合いたての恋の雰囲気を思い出すには、ふたりでデートをするのがいちばんです。
結婚し子どもが生まれると、なかなか夫婦ふたりでデートをする機会が少なくなります。
子どもがある程度大きくなりふたりで出かけられるようになったとしても、買い物に行ったりする程度のお出かけが多いでしょう。
恋の雰囲気を思い出すデートのポイントは、外で待ち合わせをするという点です。
「12時に駅前のカフェで会おう」など、時間と場所を決めて会うのです。
仕事終わりに待ち合わせをするのもよいでしょう。
同じ家から出発する普段のお出かけとは違った雰囲気を味わうことができます。
これイイねー。
でしょ~?
ちょっとしたポイントだけど、ここで旦那の気持ちに差がつくよね。
そして、その時に目一杯のおしゃれをすることをお忘れなく。
付き合いたてのころ、デートに着ていく服や髪形に悩んで「彼はかわいいって思ってくれるかな」と考えたり、デートの待ち合わせ場所で相手の姿が見えるとすごく嬉しくなったりしませんでしたか?
結婚生活が長くなるとどうしてもそういった初々しさはなくなってしまいます。
たまにはそんな時代を思い出しデートをしましょう。
妻との関係に満たされれば、セカンドパートナーは必要なくなります。
方法2 離婚をちらつかせる
先にも述べていますが、セカンドパートナーは肉体関係を持たないので法的には浮気・不倫ではありません。
旦那自身も浮気をしたい・妻と離婚をしたいという気持ちでセカンドパートナーを求めているわけではありません。
肉体関係がないということは、離婚理由である「不貞行為」には当てはまらないのですが、「性格の不一致」という離婚理由が当てはまる場合があります。
浮気の線引きは人それぞれ異なります。
旦那が「これは浮気じゃない」といくら言い張っても、妻の価値観では浮気に当てはまったりします。
私の中ではセカンドパートナーは完全に浮気。
激しく同意。
セカンドパートナーを求める男性は妻と離婚をしたいわけではないので、離婚の話が出てくると焦りますよね。
妻との夫婦関係を継続するのか、セカンドパートナーとの恋をとるのか・・・
セカンドパートナーに対する恋がプラトニックなものではなく肉体関係もある本気の浮気になってしまってからでは手遅れです。
セカンドパートナーがいるという事実を知り証拠を押さえたら、早めに夫婦で話し合いをし、手を打ちましょう。
方法3 お互いにたくさん話をする
セカンドパートナーのことを考える余裕を与えないくらい、夫婦でたくさん話をしましょう。
旦那は自分の話を親身に聞いてくれる存在が欲しくて、さみしくてセカンドパートナーを求めていたのかもしれません。
仕事や家事育児に追われて、旦那の話を聞くくらいなら1分でも早く寝たい!と思う気持ちもあるでしょうが、話をするということはストレス発散にもなります。
一緒にお風呂に入ったり、隣に寝転んだり、リラックスした状態でたくさんの話をするとよさそうだね。
そうだね。
あと、旦那の話を聞くことを自分も楽しむことも大事だよ。
そうして気持ちが満たされれば、旦那にとってセカンドパートナーは不要なものとなっていくでしょう。
セカンドパートナー まとめ
セカンドパートナーは、さみしさなど心の隙間を埋めるための存在です。
ですが、いくら肉体関係がないといっても、恋愛感情があるのだからいつ不倫関係に発展してもおかしくないと妻が心配になるのも無理ないです。
夫婦関係に肉体的にも精神的にも満足しているのであれば、セカンドパートナーがつけ入る隙はありません。
ご自身でも経験があるかもしれませんが、一度芽生えた恋愛感情を無かったことにするのは大変困難なことです。
ですので、そもそもセカンドパートナーを求める必要のないような夫婦関係を日ごろから築いていくことが大切です。
もしも旦那がセカンドパートナーを作ってしまった場合、その関係を断たせる努力をすると同時に、その努力が実らなかった場合のことも念のため考えておきましょう。
不倫関係になってしまったときに備えて、メールのやり取りを押さえたり、日記をつけておくことも有効でしょう。
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