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同級生と結婚。その後GPSで、夫の不倫を暴いた話

シルヴィ
シルヴィ

同級生と結婚し、その後GPSで夫の不倫を暴いた話を紹介するわ。

シェラ
シェラ

同級生と結婚なんて理想的だと思っていたけど、、、

シルヴィ
シルヴィ

現実はそう甘くないのよ。。。

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街角相談所

夫との出会いは中学生

第1話

大人の事情とやらで私は小学校を卒業するのと同時に隣の県に引っ越しをしました。
保育園から小学校まで一緒に過ごしてきた友達や幼馴染とは気軽に会えない距離に引っ越しをしたため、小学校卒業後はなんだか心にぽっかりと穴が開いた気分だった。
姉弟も居ない、実の母親はいるけれど血の繋がっていない男との同居。
新しい生活と環境で春休み期間は毎日が本当に苦痛でした。

第2話

そして2週間ほどの春休みが終わり、中学校に入学。
本当だったら幼稚園から一緒に過ごしてきた友達や幼馴染と迎えるはずだった中学校の入学式。
なのに周りは見たこともない、知らない同級生しかいない。
「はあ…つまらない」と何度心の中で思ったことか。
私が入学した中学校は3つの小学校から集まるそこそこ大きな中学校だったため、入学式の日の教室は「どこの小学校?」「もしかして〇〇小だった?」という会話ばかりが飛び交っていた。
隣の県から来た私はその小学校の存在も知らないし、「どこの小学校?」と聞かれて答えてもなんだか変な空気になり居心地の悪さすら感じていた。

第3話

そんな入学式から3か月程が経ち、私はやっとクラスに馴染め友達もできた。
そして「家にいるより学校にいる方が楽しい」とまで思えるようになっていた。
中学生になって初めての席替え。
クラスに馴染めてきたとはいえ、入学してまだ3か月程しか経っていないため会話をしたことがない人もいる。
席替え後は運良く仲のいい子と前後の席にはなれたが、それ以外は会話をしたことのない人達。
むしろ隣の席になった男子に対して「こんな子がクラスにいたんだ」と思うレベルだった。
そう、中学生になって初めての席替えで隣の席になった男子があっくんで、これをきっかけに人生最大の恋が始まったのです。
当時のあっく、はどちらかというと無口な方で消極的、だけど思いやりのある優しい性格でした。

夫と結婚をした経緯

第4話

席替えをして、あっくんと話すようになったことをきっかけに私は人生最大の恋をしました。
幼稚園や小学生の時の恋愛は”かっこいい=好き”といったすごく単純且つシンプルなもので告白をするわけでも、イベントで何かプレゼントするわけでも、デートに誘うわけでもなくただ「好き」「かっこいい」「話していて楽しい」という感情だけだった。
でも、あっくんに出会って毎日会話をしていくうちに「もっと知りたい」「もっと仲良くなりたい」「彼女になりたい」という次への段階を欲するようになったのです。
あっくんに対して「好きかも」という感情になってから2か月程が経過し、勇気を振り絞ってメールアドレスを聞きました。

第5話

すると「俺、携帯持ってないからパソコンのメールアドレスでいいなら」という想像もしていなかった返事が…。
でも、メールアドレスの交換には変わりないし迷うことなく私はあっくんとメールアドレスの交換をしました。
学校では隣の席で毎日会話をしているのに、メールアドレスを交換したこの日から毎日メールのやりとりをするように。
メールの内容は「明日ってなんか持っていくものあったっけ?」「今週のテストってなんだっけ?」などという学校関連のものばかり。

第6話

それでも私はあっくんとメールのやり取りができていることが嬉しくてたまりませんでした。
きっとメールを見ながら1人でニヤニヤしていたことでしょう。
好きな気持ちは日に日に強まるも直接気持ちを伝えるということが恥ずかしくてできなかった私は自分の気持ちを伝えるタイミングをいつも待っていた。
そんなある日、学校から帰って携帯を見ると「好きな人いるの?」というあっくんからのメールが届いていた。
ずーっと待っていたこの日。
私は「いるよ」とだけ返信した。

第7話

あっくん:「誰?俺の知ってる人?」
私:「うん」
あっくん:「同じクラス?」
私:「うん」
あっくん:「誰?(笑)」
私:「誰だろ(笑)」
あっくん:「その人俺と仲良い?」
私:「どうだろ(笑)」
あっくん:「ヒント!」
私:「クラスの男子の中で私が1番会話してる人かな(笑)」
あっくん:「ゆうてお前そんなに男子と話してなくない?」
私:「だからすぐ分かるんじゃない?」
あっくん:「わかんねーよ(笑)」
私:「私がよく話してる男子思い出してごらん(笑)」
あっくん:「よく話してるでしょ?え?俺しかいなくない?違うか(笑)」
私:「せいかーい!(笑)」
あっくん:「どういうことだよ(笑)」
私:「どういうこともなにもそのまんま!」
あっくん:「まって!俺のことが好きってこと?」
私:「そういうこと(笑)私と付き合ってくれませんか?」
あっくん:「まじ?」

第8話

私:「まじ」
あっくん:「俺と付き合ってくれませんか?」
私:「ん?どういうこと?」
あっくん:「俺と付き合ってくれませんか?」
私:「何?からかってるの?」
あっくん:「ちげーよ。俺もちぴちゃんのこと好きだったの」
私:「なにそれ(笑)」
あっくん:「何それって(笑)そのままだよ(笑)」
私:「めちゃくちゃ嬉しい!」
あっくん:「もう一回言うね。俺と付き合ってくれませんか?」
私:「はい」
あっくん:「めっちゃ嬉しい!ありがとう!」
私:「こちらこそありがとう。これからよろしくね」
あっくん:「よろしく!」

こんな感じで私とあっくんは出会って半年以内にメールで告白し合い、交際が始まりました。

第9話

こんな感じで私とあっくんは出会って半年以内にメールで告白し合い、交際が始まりました。

結婚をした経緯については交際した経緯とは比べものにならないほどすごくシンプルだった。
高校卒業後はお互い進学せず就職し、社会人4年目の22歳の時に「結婚を前提とした同棲をしない?」とあっくんが提案してくれ、23歳で同棲、24歳の時に「一生幸せにします。俺と結婚してくれませんか?」と大きな花束を持ったあっくんに自宅でプロポーズをされました。
中学生で出会い、交際歴10年でのプロポーズ。

交際歴が長いため良くも悪くも結婚をする前から初々しい恋人というより長年連れ添っている夫婦といった感じ。
だからこそお互いに「この人と結婚するんだろうな…」という気持ちでいたんだと思う。
でも、プロポーズをされたのは素直に嬉しかったし、無口で消極的だったあのあっちゃんがここまで立派な大人になったことに感動した日でもあった。

印象に残っている夫との思い出

第10話

交際期間中の思い出になってしまうのですが、私が今でも忘れられないのは中学3年生の時の帰り道です。
高校受験ということで中学3年生の夏にみんな部活を引退し、引退後は毎日のようにあっくんと一緒に下校していた。
そんなある日、いつものようにあっくんと下校し、お互いの家の中間に位置する公園に寄り道をして他愛もない会話をしていた。
この公園は毎日通るのですが、ただ通り過ぎるだけで普段は寄らない公園。
でもこの日は久しぶりに一緒に帰る日だったこともあってお互いに話したいことが山ほどあった。
というのも、中学3年生の時は同じクラスではなく受験生ということでメールの頻度も必然的に減っていたからだ。

第11話

話が弾み過ぎてしまい気が付くと公園は街頭で照らされていた。
中学校には携帯を持って行ってはいけないため時間も分からない。
「今何時か?」ということよりもお互いに一緒にいる楽しさの方が勝ってしまい帰る気なんて全くありませんでした。
それから話し始めて体感的には30分程が経過すると、公園の近くに建っている家の明かりが何軒か消えたのです。
なんだか嫌な予感がした私とあっくんはここでやっと帰る気になったのだ。

第12話

座っていたいたベンチから立ち上がろうとした瞬間あっくんにキスをされ、これが2人の初キス、そしてお互いのファーストキスとなった。
私とあっくんは初キスでウキウキしながら手を繋いで帰り、私の家の近くでいつものように解散。
そして私は今何時なのかも分からないという少し申し訳ない気持ちで家の玄関を開け、「ただいま。遅くなってごめんなさい」と言いながらリビングに向かった。
すると、今まで見たことのない怖い顔で母親が立っていた。
恐る恐る時間を見ると夜の10時…。
「何時だと思ってるの!?パパが仕事でいなかったらちぴちゃんのこと叩いてるからね!」と母親に怒られた。

第13話

翌日学校であっくんにこの話をしたら、あっくんも私と同じようにお母さんから今まで見たことのない怖い顔で怒られたらしい。
でも私たちは初キスをした喜びから母親に怒られたことなんて翌日にはもうどうでも良くなっていた。
もちろん同じ過ちを2度と繰り返さないようにお揃いの時計のキーホルダーを学校のカバンにつけ、一緒に帰る日はこまめに時間を確認するようにしました。
初めてのキス、初めて夜遅くまで一緒にいた日、今まで見たことのない怖い母親の顔、初めてのお揃い。
この思い出は初めて尽くしがいっぱいだったこともあり、良い思い出として今でも私は昨日のことのように鮮明に覚えています。

夫が浮気をしていると思った出来事

第14話

夫の仕事は月曜日~金曜日の週5日勤務で土日は固定休み。
土日に仕事や接待が入ることはほぼない。
そんなある日、金曜日の夜になると「そういえば日曜日ゴルフ接待になった」「日曜日は休日出勤だってさ」などと言うようになった。
勤続年数がそこそこ長いこともあってあっくんは当時25歳にして主任だった。
それもあり始めは「まあ主任だしそういうこともあるか」と私は思っていたのだが、こんな生活が2か月程続いた頃、「いや待てよ…たしか前もこんな感じだった気が…」とふと思った。
実はあっくん、2回目なんです。

第15話

というのも成人式の同窓会でやらかしていて、仕事の都合で私は成人式と同窓会に参加できなかったのですが、それをいいことにあっくんは同窓会で飲んだくれ、その場のノリ的なやつで私の知っている同級生と1度だけ体の関係を持ちました。
私は事前に成人式と同窓会に参加できないということが分かっていたためあっくんに「仕事が終わり次第迎えに行こうか?」「あんまり飲み過ぎないようにね」などと言っていた。
確実に私が成人式と同窓会に参加できないということが分かってからあっくんはやたらその日の私の細かいスケジュールを聞いてきていた。
当時は気が付かなかったが、「浮気のサインってこういうことなんだな」と後々気付くことができた。

第16話

ちなみにこの浮気は私が気が付いたりあっくんが白状したのではなく、私とあっくん含め中学の友達と何人かで集まって食事をした時にあっくんの友達が当時のことをポロっと言ってしまったことをきっかけに一夜限りのあっくんの浮気を知りました。
それもあり女の勘と言いますかちょっとした違和感に「もしかして浮気か?」と思いました。
あっくんの浮気を疑うようになってから、「そういえば日曜日ゴルフ接待になった」「日曜日は休日出勤だってさ」と言われる度に「何時に帰ってくるの?」「その日は家で夜ご飯食べる?」「何時に家を出るの?」などと詳しいスケジュールを聞くようにしました。
なぜなら私はその日が本当に仕事ではないと思っているからあえて聞いているのです。
本当に仕事なのであれば基本的に予定は変わらない。
でも、浮気という名の嘘をついているからこそ私が聞いていることに対してその場しのぎの返事をし、その場の思い付きで返事をしているからこそ当日の予定が聞いていたスケジュールと異なることがあるかもしれないからです。

第17話

こんな日々が2か月程続き、ある日ついにボロが出始めたのです。
金曜日の夜、あっくんに「明日休日出勤で通常業務と同じ時間会社で作業しなくちゃいけないらしくてさー」と言われた。
土曜日の朝「7時だよ!そろそろ起きて朝ごはん食べな」とあっくんを起こしにいくと、「今日は10時でいいって言われたからまだ起きなくて大丈夫」と言われたのです。
「誰に?」「どういうこと?」とプチパニックになった私は冷静を装いつつ「なんで?」と聞き返した。
すると「早く行ってもお店開いてないじゃん」とあっくんが言ったのです。
寝起きということもあってあっくんはきっと頭が回っていなかったのでしょう。
「やっぱり浮気だったか」と私は思い、あえてその場から立ち去って好きなだけ寝かせた。

第18話

10時にあっくん起床。
私の顔を見て「なんで起こしてくれなかったの!」と何とも言えない表情で言ってきた。
ちゃんと朝起こしたことを伝えると「起こされてないよ。今日はもう行かなくて良くなった」とあっくんは言ってきた。
まさかの展開に「休日出勤且つ寝坊したとはいえ仕事に行かなくていいってことある?」と思いつつ「女と会う予定だったか」と私は思った。
1回目の浮気の時は同棲も結婚もしていなかったから「そうなんだ」で話を無理矢理終わらせたが、既婚者ともなるとそうはいかない。
確実に証拠を掴んであっくんにしっかり謝ってほしかった。
というのも、1回目の浮気の時は軽く謝られた程度であの日以降1度も浮気の話をあえて出してこなかったからだ。
この日、”浮気かな?”から”浮気をしている”へと確信に変わった。

GPSで浮気を突き止めるまでの経緯・行動

第19話

「証拠を掴むためになにか行動せねば」と思った私はその日すぐに”浮気 証拠”とインターネットで検索をした。
色々な方法が出てきたが、その中でも簡単且つ確実に浮気の証拠を掴めるGPSを私は選んだ。
あっくんはよく車移動をするため”GPS 車”とインターネットで再度検索し、そこで出会ったのがGPSトラッカーだった。
浮気をしているという確信を持っていたため高いお金を払うのも勿体ない。
だからこそ1700円程度で購入できるGPSトラッカーはすごく魅力的だった。
そして迷うことなくすぐに購入し、注文から4日程度で家に届いた。
GPSの装着場所はもちろんあっくんの車。
絶対に取れない・壊れない・バレないように後部座席の下に置いた。

第20話

GPSを装着してから2週間程が経過した金曜日の夜、「日曜日うちの近所のゴルフ場で接待ゴルフだって」とあっくんが言ってきた。
普段だったら悲しい気持ちになるのかもしれないけれど、この日はやっとGPSが使えるという嬉しさから日曜日が来るのが待ち遠しかったのを今でも覚えている。
日曜日の朝あっくんは朝の8時に家を出た。
設置したGPSトラッカーは追跡だけではなくトラッカーの周りの音を聞くことができる優秀な商品。
あっくんが家を出て5分後、今どこを走っているのかを確認すると近所のゴルフ場ではない真逆の道にいた。
ちなみに自宅からゴルフ場まで車で10分程。
「接待って言ってたしお偉いさんを迎えに行っているのかな?」と思った私は30分後再度あっくんの居場所を確認。
するとさらにゴルフ場とは真逆の方向に進んでいて、私とは行ったことのない飲食店の駐車場で止まっていた。
「時間的にみんなでモーニングかな?」と思った私は1時間後再度あっくんの居場所を確認。
もう言い訳が通用しないほどゴルフ場とは真逆の道にさらに進んでいた。

第21話

「これはもう女だな」と思った私は確実な証拠を残すためにスマホで音声を録音しながら恐る恐る聞いた。

女:「ねえ!」
あっくん:「ん?」
女:「あっくんってさ、奥さんとうまくいってないの?」
あっくん:「どうして?」
女:「私と会ってるから」
あっくん:「結奈と嫁は別だよ」
女:「別って?」
あっくん:「嫁のことは好きだけど、結奈の方がもっと好き」
女:「やだー!」
あっくん:「なにが嫌なんだよ(笑)」
女:「だってあっくん私の方が好きってことでしょ?」
あっくん:「好きっていうか相性はいいじゃん?(笑)」
女:「ねえ、チューしよ?」
あっくん:「え?今?」
女:「だめ?」
あっくん:「車の中だからさ」
女:「だからするんじゃん(笑)」
あっくん:「じゃあ1回だけだよ?」
女:「もう1回♪」
あっくん:「もういいだろ(笑)」
女:「もう1回!」
あっくん:「わかったよ」
女:「ねえ、今日エッチしてくれる?」
あっくん:「どうしよ(笑)」
女:「してくれないの?」
あっくん:「考えとく(笑)」
女:「えー!したい!今したい!」
あっくん:「今はダメ」
女:「どうして?」
あっくん:「だから車の中だからだよ(笑)」
女:「いいじゃんケチ」

こんな会話を永遠としていました。
これは誰がどう聞いても体の関係のある浮気だし、言い逃れもできない証拠を掴むことができた。

第22話

この日は夜8時にあっくんは帰宅。
帰宅早々すぐにシャワーを浴びに行き、夜ご飯という流れだった。
夜ご飯が終わっってからあっくんに今日1日の出来事を知らないふりをして聞いてみた。

私:「今日のゴルフ接待どうだった?」
あっくん:「まあまあかな。疲れたね」
私:「でも家から近い場所だと行きも帰りも楽でいいよね」
あっくん:「そうだね」
私:「お昼は何食べたの?」
あっくん:「ゴルフ場に入ってるレストラン」
私:「そうなんだ」
あっくん:「ちぴちゃんは今日何してたの?」
私:「いつもと変わらず家で仕事してた」
あっくん:「そっか」
私:「なんで?」
あっくん:「いや、聞いただけ」

第23話

接待ゴルフをしてきたという嘘で私を騙せていると思っているあっくんに現実を見せつけるため浮気を突き止めてみた。

私:「そういえばさ」
あっくん:「うん」
私:「この前あっくんの車にお試しでGPSつけてみたんだ(笑)」
あっくん:「え?」
私:「だからー、2週間くらい前かな?あっくんの車にGPSつけてみた」
あっくん「お試しって何?」
私:「お試しっていうかGPSってどこまで見れるんかな?って思って(笑)」
あっくん:「で、何?」
私:「あっくんが浮気してるという証拠を掴むことができましたー!(笑)」
あっくん:「何それ」
私:「あっくん私に嘘ついてるでしょ?」
あっくん:「え?ついてないよ」
私:「命かけて言える?(笑)」
あっくん:「当たり前」
私:「じゃあ今日は何してた?」
あっくん:「接待ゴルフで家の近くのゴルフ場にいた」
私:「命かけれる?(笑)」
あっくん:「おう」
私:「じゃあこれ聞いて」

第24話

₋録音したドライブレコーダーの音声再生₋
私:「あとこれ見て。ゴルフ場とは別の方向に行ってるあっくんの車」
私:「どういうことかな?黙ってたら何にも分かんないよ」
あっくん:「本当にごめん」
私:「で?」
あっくん:「本当にごめんなさい」
私:「だから何?」
あっくん:「浮気してました」
私:「それは知ってる」
あっくん:「ごめんなさい」
私:「体の関係のある浮気ってことだよね?」
あっくん:「うん」
私:「GPSつける前から怪しいと思ってたんだよね。だからGPSつけた」
私:「なんで黙ってんの?」
私:「これは完全なる2回目の浮気だし、なんも言い訳できないよね!」
あっくん:「ごめんなさい」
私:「さっきからごめんなさい、ごめんなさいって。」
私:「謝るってことは悪いことをしてたって自覚があるからだよね?」
私:「なんであっくんが泣いてるんだよ!泣きたいのはこっち!」
あっくん:「本当にごめんなさい。もうしません」
私:「あっくんこれで浮気2回目だよね?馬鹿なの?」
あっくん:「たまに魔が差して…」

証拠と一緒に浮気を突き止めたことでいい大人が子供みたいに泣きじゃくりながら謝罪し、言い訳のできない状況に謝罪以外の言葉が出てこないあっくんでした。

夫の浮気相手となった女

第25話

あっくんの浮気相手となった女のことは正直今もよく知りません。
知っているのはマッチングアプリで知り合ったということだけ。
あっくんの知り合いや私の知り合いでもないため今後この女と関わることはきっとないから私は別に気にならない。
この浮気が発覚した時、女よりもあっくんが懲りずに2回目の浮気をしたということの方に腹が立ち、女に対してアクションや行動は何もしませんでした。
今思うとこの女に何かしらのアクションや行動を起こしておけば良かったともちょっと思っている。
だって浮気をしたあっくんも悪いけれど、あっくんが既婚者だということを知りながら会ったり体の関係を持っていたわけでこの女に全く罪がないわけじゃないから。
でも、この女に一切関わらなかったことであっくんとの話し合いが円滑にできたとも思っています。

浮気が発覚してからの関係

第26話

浮気が発覚してからも特にギスギスすることなく今までと変わらない関係。
というのも、1回目の浮気の時のあっくんはあまり反省していない感じだったが、今回はすごく反省していたからです。
「3回目の浮気は許さないし離婚する」とあっくんに伝え、誓約書を書かせました。
そして「2回も浮気をされるってことは私にもなにか原因があるんだろうな…」と思っている自分もいます。
だからこそどっちが上とかギスギスとした感じにならなかったのかもしれません。

2人の結末

第27話

あっくんの2回目の浮気から3年程が経ちましたが離婚をすることもなく、離婚話がでることもありません。
そしてあっくんは心を入れ替えたのかあの日から休日出勤や接待で土日に外出をすることはなくなり、DIYという趣味を見つけました。
2人にとってこの結末はきっと良かったんだと思います。
だって人生の約半分を一緒に過ごしてきたからこそ”離れない”という選択ができたんだと思うし、こんなことがあってもお互いに”好き”という気持ちが未だにあるからこそ離婚話が出ていないんだと思うし。
もちろん3回目の浮気は許さないですしさすがに私は離婚という道を選びますが、長いこと一緒にいるからこそお互いが必要不可欠な存在になっているんだと思います。
今回の浮気で1日にも及ぶ笑いのない真面目な長い話し合いを初めてしましたが、こういう話し合いって本当に大事なんだなと改めて感じた。
そして”何かあったから話し合う”のではなく、”何かが起きる前に話し合う”ということを学ぶことができました。

現在について

最終話

あっくんとは変わらずの婚姻関係で、そこそこ幸せに暮らせています。
「〇〇をしているから浮気か?」「〇〇だから浮気かも」と私が疑うような行動をあっくんがしなくなったというのも大きいです。
疑うこともイライラすることもない今の生活はお互いにとっていい環境な気がします。
結婚当初と変わらず今も妊活を続けているので、早くあっくんとの可愛い子供を授かりたいです。
そう思えているほど8年前、3年前のあっくんの浮気なんて今はどうでもいいと思っている。

夫の両親は私の味方

番外編

あっくんが2回浮気をした経験があるということはお義父さんもお義母さんも知っている。
なぜなら私が報告をしたからだ。
急に報告をしたのではなく、以前実家に遊びに行った時に知り合いが離婚をしたという話になり、「ちぴちゃんとあっくんは付き合い長いし離婚しなそうだよね」とお義母さんに言われた時に笑い話としてあっくんの浮気を私が暴露した。
もちろん体の関係を持った浮気とは言わず、「2回女の人とねえ…(笑)」と濁しながら言った。
浮気の内容を知らないとはいえそれからあっくんの両親は私の味方で、「ちぴちゃんの言うことはしっかり聞きなさい」「ちぴちゃんと離婚したらあっくんのことを貰ってくれるお嫁さんなんて居ないからね?」などと冗談っぽく言ってくれています。
血の繋がっていない家族とはいえ、夫の両親が自分の味方になってくれているのはすごく心強い。
だからこそ何かあったら私はお義母さんとお義父さんにあっくんの悪口を言おうと思っています。
“類は友を呼ぶ”という言葉があるように、おかしな夫にはおかしな嫁が付くんでしょうね。

本気で旦那の浮気の証拠を掴みたいなら

浮気の証拠を掴むことができたなら、それは妻の最大の武器となります。

シルヴィ
シルヴィ

浮気の証拠があれば今後の話し合いで主導権を握れるし、万一離婚まで発展しても慰謝料請求がしやすいわ。

ですが、反対に浮気調査をしていることが旦那にバレてしまっては、警戒が強くなる上に夫婦関係にも大きく傷がついてしまいます。

そうならないために、浮気調査をする上では相手にバレないことが1番大切なのです。

レム
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