体験者からの貴重な事例もあるから、私もこれを見て勉強しておこう。。。
母親が親権を取れる割合
離婚の話し合いの中で揉めやすい点のひとつが、子どもの親権についてです。
離婚をしたら親権は必ず母親が取ることになると思っている人は少なくありません。
身近な離婚経験者を見ても、母親が親権を取りシングルマザーとしてがんばっているというパターンが多いのではないでしょうか?
実際のところ、子どもがいる夫婦の離婚の9割のケースで母親が親権を取っています。
離婚の原因が夫婦のどちらにあるのかに関わらず、父親が親権を取るケースは1割なのよ。
この1割が多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれです。
しかし、母親だから親権が取れるというわけではないということを知っておいてください。
ここでは、母親が親権を取れない理由をご紹介します。
逆にいえば、これをクリアすれば親権をとれる可能性が上がるというわけです。
母親が親権を取れない理由5選
これはメモ必須だね。
理由1 経済的に不安がある(事例あり)
生きていくにはお金がかかります。
子どもを育てるためにはもっとお金がかかります。
母親が親権を取れない理由で最も多いのが、経済的な理由です。
旦那の浮気が原因で離婚をする場合、
- 旦那からの慰謝料
- 旦那の浮気相手からの慰謝料
- 財産分与
- 養育費
など得られるお金は確かにあります。
また、日本はシングルマザーに対する公的な支援が割と手厚い国なので、児童扶養手当といった離婚したからこそもらえるお金もあります。
しかし、それらだけでは生活していけるとは限りません。
相手がお金を持っていなければ慰謝料も満足に取れませんし、夫婦共有の財産が少なかったり借金があると財産分与に期待はできません。
養育費の支払いが滞るっていうのもよくある話だよね。
つまり、生活のためには自力でお金を稼ぐ必要があるのです。
就職するなどして自分で稼ぐ手段を持っていないと、いくら母親であっても親権を取るのは難しいのです。
下記で金銭面・精神面での問題から、親権を取ることができなかった母親の事例を紹介するね。
理由2 母親の健康状態が悪い
母親が病気で入退院を繰り返していたり、病弱で働きながら子どもを育てるなんて到底できそうにないというような状態では、子どもの親権を取ることは難しいでしょう。
自分の生活で手一杯な状況で子どもを満足に育てられるとは考えにくいです。
母親のもとにいるよりも父親と一緒になるほうが子どもの利益になると判断され、親権が父親となる可能性が高いです。
理由3 母親が精神的に不安定(事例あり)
母親が精神的に問題があると、子供の親権を取れる可能性が低くなります。
母親が精神的に不安定な場合、子どもが虐待されたり育児放棄される恐れがあります。
母親に多額の借金があったり、アルコール依存症でお酒が入ると暴れることがあるなどというのも、子どもに悪影響があると判断されます。
そうなると親権を取るのは非常に難しいでしょう。
親権を取るためには心身ともに健康である必要があるんだね。
下記で精神的に不安定だった母親が親権を取れなかった事例を紹介するわ
理由4 家事育児ができない
父親と母親のどちらが親権を取るか争った場合、普段から子育てをメインに担っていた方が親権を有利に取れます。
そのほうが子どもにとっての環境の変化が少なく、負担が軽く済むためです。
例えば夫婦の収入は同程度であっても、旦那が9時-17時の仕事で毎日定時で帰ることができ土日は休み、一方で妻は残業が多く毎日帰宅は深夜で休みは不定休と言った場合、必然的に旦那がメインで家事育児を担う生活となっていることでしょう。
このように日常の家事育児を主に父親である旦那が担っていたという場合、父親が親権を取る可能性が高くなります。
離婚後に母親が子どもを引き取ったとしても、家事育児が十分にできないのであれば子どもの生活を守ることが困難と判断されるためよ。
ただし、
- 母親の両親(子どもの祖父母)
- 保育園
- ファミリーサポートの利用
など、周囲の協力があり環境が整っているとなれば、母親が親権を取れる可能性も上がります。
理由5 別居時に子どもと暮らしていなかった
正式に離婚をする前に別居をするという夫婦は少なくありません。
その際に母親が子どもと離れて暮らしていた場合、母親が親権を取るのは非常に難しくなります。
なぜなら、母親がいなくても子どもの生活が成り立っていたからです。
また、夫婦の別居中に子どもは父親と同居をしてうまくいっていたのに、離婚をして母親と暮らすようになるというのは、子どもにとって酷なことです。
環境の変化は大人にとっても大変なストレスだけど、子どもにとってはなおさらだよね。
両親の離婚という辛い出来事の上に、慣れ親しんだ環境から真新しい環境に飛び込むわけですから、そのストレスは計りしれません。
子どもの精神的な負担を考えると、別居中に子どもと暮らしていた方の親が親権をとり、引き続き一緒に暮らすというパターンが大半です。
父親が親権を勝ち取る理由
父親が親権を勝ち取る一番大きな理由は、経済的な安定性です。
母親と暮らすよりも父親と暮らしたほうが子どもにとって良いと判断された場合、親権は父親になります。
一般的に女性に比べて男性のほうが収入が多いわ。
母親がこれまで専業主婦をしていて外でお金を稼いだ経験がなく今後も働く意欲がなかったり、病気がちで働くのが困難という場合、離婚後に母親が子どもを引き取ったとしてもきちんと生活が成り立つとは考えにくいです。
経済的にある程度安定していなければ、子どもを健全に育てる環境が整っているとは言えません。
経済的余裕のある父親が実家の祖父母や保育園、ベビーシッター家政婦を頼って子育てをする環境と、無職の母親が子育てをする環境、どちらが子どもにとって利益があるでしょうか。
離婚の親権問題で最も優先されるのは子どもの利益なんだね。
また、父親が親権を勝ち取る理由としてもう一つ「子どもの意思」が挙げられます。
家庭裁判所で親権を争う場合、法律的には原則として15歳以上の子どもには、親権はどちらがいいか意見を聞かなければならないと決まっています。
ある程度の年齢になり、自分で判断できる能力が子どもに備わっていれば、子どもの意見が何よりも尊重されます。
一般的には15歳以上であれば自分の意思をはっきりと持っていると判断され、親権者に確認の上で子どもの意思を最大限尊重した決断が下されます。
子どもが10歳前後でも子どもの意見を聞かれるパターンは多いわ。
子どもの意見を聞いたうえで、周囲の意見や子育て環境をトータルで考慮し親権が決められます。
つまり子どもがそれなりの年齢になると、子どもが自分の意思で「母親ではなく父親についていく」と決めた場合、父親が親権を勝ち取ることになるのです。
15歳にもなると、親の経済状況などもある程度分かり損得勘定で動くようにもなります。
父親と母親のどちらについていくのが幸せなのか、子ども自身が考えられるようになります。
子どもが自分で父親と暮らすことを選び、それが子どもの幸せなのであれば、その意志を尊重すべきでしょう。
母親が親権を取れない理由 まとめ
現実的に、親権は母親が取ることが多いです。
子育てをメインにしているのは母親である場合が多く、子どもが小さければ小さいほど母親から離れたがらない傾向にあるからです。
しかし、子どもの親権は母親が取るものと決まっているわけではありません。
親権についての意見が夫婦間の話し合いではまとまらない場合、裁判にまでなることも珍しくありません。
離婚の原因が父親の浮気だとしても、父親が親権を取ることになる場合もあるのです。
親権は、父親と母親のどちらと暮らすのが子どもにとって幸せなのかどちらが子どもの養育において良い環境なのかという点を考慮して決まります。
離婚において優先されるのは、子どもの利益です。
「誰がどう見ても、この親に子どもを養育するのは無理だろう」という環境では親権は取れません。
親権を取るためには、まずは母親が自立しなければなりません。
だからといって全て一人でなんとかしようと思う必要はないわ。
公的支援など、時には周りに頼ることも必要です。
親権を取るためには、まずは子どもが安心して暮らせる環境を作りましょう。
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