今日は離婚の切り出し方について教えるわね。
「私たち別れましょ」じゃダメなの?
悪くはないけど、ちゃんと事前に準備をして、ポイントを押さえた上で離婚を切り出すとグッとスムーズに話が進むのよ。
じゃあ、自分や旦那、子供のためにも切り出し方は重要なんだね。
離婚を切り出す前にすること
これは絶っっっ対に事前に準備してよね。
浮気の証拠を集める
夫の浮気が原因で離婚を考えたときにまずいちばん大事なのは、浮気の証拠を集めることです。
ひとくちに離婚と言っても、離婚の方法には種類があります。
しかしどの方法で離婚をするにしろ、こちらが有利な条件で離婚をするために、夫の浮気の証拠は欠かせません。
浮気の証拠には、
- メールのやりとり
- LINEのやりとり
- 浮気相手と一緒に写った写真
- 浮気相手と一緒に写った動画
- 通話記録
- 夫や浮気相手のSNSへの投稿
- 浮気相手と行ったお店のレシート
- 浮気相手と行ったホテルのカード
などがあります。
これらはただ夫と浮気相手が密会をしたという事実だけではなく、肉体関係があったことが分かる内容だとさらに証拠としての能力が高くなります。
離婚をする・しないに関わらず、浮気の証拠は夫婦間の話し合いを妻の有利に進めるための武器です。
あやしいと思ったものはどんな些細なものでも確保しておきましょう。
また、最近では浮気の大半はスマホから発覚します。
夫のスマホは要注意です。
今後の生活の計画を立てる
夫が浮気をしたので離婚をしたいけれども、なかなか離婚に踏み切れないという女性は実はとても多いのです。
その理由の多くは、金銭面など今後の生活に対する不安です。
- 離婚をして自分一人で生活できるだけの収入を得られるのか?
- 子どもがいる場合は一人で育ててきちんと教育を受けさせてあげられるのか?
- そもそも離婚するのにお金がかかるのでは?
などと悩み、結局離婚をすることができず、心にモヤモヤを抱えたまま夫婦生活を続けている人はたくさんいます。
専業主婦として家事や育児に専念してきた女性や、パート主婦として働いていて夫より収入が少ないという女性に特に多い傾向です。
たしかに離婚にはお金がかかります。
でも、離婚をすることでもらえるお金もあることをぜひ知っておいてよね。
夫と離婚し新たな生活を始めるために必要なものは
- お金
- 住む場所
- 収入源
です。
慰謝料や財産分与など、離婚をすることで受け取ることのできるお金があるのは確かですが、そのお金がすぐに手元に入ってくるとは限りません。
また、生活のために新しく仕事を始めてもお給料が入ってくるのはしばらく先のことです。
生きていくためには何かとお金がかかります。
離婚を切り出すまでにある程度のお金はキープしておきましょう。
★
住む場所については、妻の実家を頼ることができればかなり助かりますが、そうでなければある程度住む場所の検討をつけておきましょう。
アパートを借りるとなると、自分自身に一定の収入が必要だったり保証人が必要だったりと、なかなかすぐには決まりません。
余裕を持った行動が必要だね。
また収入源とは、主に仕事のことです。
生活できるだけの収入を得られる仕事につけるよう就職活動をしたり、資格の取得に向けて動きましょう。
離婚をすると金銭的にも精神的にも労力を使います。
離婚に向けて自立の準備をしましょう。
★
話し合いで解決できない場合の対処法を知っておく
離婚の方法は
といったものがあります。
このうち日本で一番多く行われているのは協議離婚です。
夫婦二人だけの話し合いで意見がまとまれば、短期間かつ少ない労力で離婚が成立します。
しかし二人での話し合いでは慰謝料や財産分与・子どもに関することなどの離婚条件がまとまらなかったり、そもそも夫が離婚に同意しなかったりという場合もあります。
その場合は弁護士を雇うことで協議離婚がまとまることもあります。
それでも離婚が成立しない場合は、離婚調停・離婚裁判と順に進んでいきます。
話し合いが自分の思う通りに進むとは限らないもんね。
話がこじれると離婚するのに何年もかかることもあるのよ。
夫婦二人の話し合いでは話がまとまらなかった場合のことも考え、弁護士を雇うことや離婚調停・離婚裁判に進む可能性も頭の片隅に置いといてください。
こういった、夫婦二人での話し合い以外の道もあることを知っておくことで心に少し余裕が生まれます。
どうにか早く結論を出そうと気持ちが焦ってしまうかもしれませんが、落ち着いて冷静に考えましょう。
離婚の切り出し方の5つのポイント
ここが大事なところッ。
ポイント1 お互いに落ち着いている時に切り出す
酔っ払っているときや、寝起きでボーっとしているときに離婚を切り出すことはやめましょう。
そのときは話がまとまったかのように思えても、アルコールや眠気で記憶が曖昧になっていては、のちのち離婚条件などに関して言った言わないの水掛け論になってしまいます。
夫婦喧嘩の最中に離婚を切り出すというのはもってのほかです。
お互いにヒートアップして冷静な判断ができなくなります。
そうなると十分に話し合いができず後悔する結果となります。
お互いに気持ちが落ち着いているときに、冷静に話し合いができるよう努めましょう。
ポイント2 ひと目のある場所で話す
離婚を切り出すのにおすすめの場所は、カフェやファミレスといったひと目のある、ほどほどに騒がしい場所です。
あまりに静かな場所だと周りに聞き耳を立てられているのでは?と気になって落ち着きません。
ひと目のある場所を選ぶ理由は、突然妻から離婚を言い渡されると激昂してしまう夫もいるためです。
怒鳴り散らすだけではなく暴力を振るう可能性もゼロではありません。
他人に注目されうるところでは、そう簡単にこのような暴挙には出られないわ。
外で話をするのがどうしても難しく自宅で話をする場合、身の回りの安全を確認してから離婚を切り出しましょう。
話をする場所の近くに刃物などの危険なものがありませんか?人は窮地に立つと思いもよらない行動をとります。
普段おとなしい夫が逆ギレして暴れだすということもありえるので、身の安全はしっかり守りましょう。
万が一のときはすぐに家から飛び出せるように、手元か玄関に財布・スマホ・家の鍵など貴重品をまとめておくのも安心だね。
ポイント3 子どもがいない時に話す
両親の夫婦喧嘩や離婚の話など聞きたい子どもはいません。
浮気をした夫というのは妻にとっては最低な夫だとしても、子どもにとっては唯一の父親です。
自分の親の浮気を知るというのはとても酷なことです。
できれば子どもが幼稚園や学校に行っている時間に話をするか、妻の実家などに預けておくのが望ましいです。
離婚が成立したとしても、子どもの年齢によっては離婚理由の真実を伝えるのは控えましょう。
子どものことを第一に考えてください。
ポイント4 結論を焦らない
早く離婚を成立させたいがために焦って話をするのは禁物です。
離婚条件などこちらの意見や希望は事前に紙にまとめておき、落ち着いてそのひとつひとつについて確実に話をしましょう。
1日で話し合いがまとまるとは思っちゃダメなんだね。
焦って結論を出すと必ず後悔するから、一歩ずつ進めていくのよ。
ポイント5 ひとりで不安なら味方をつける
自分の意思をひとりできちんと伝えられるか不安な人は少なくありません。
自分一人でどうにかしようと思わず、周りを頼ってください。
信頼できる友人、自分の両親や夫の両親など、味方になってくれそうな人はいませんか?
婚を切り出す前に味方を作っておき、話し合いの場にいてもらうと心強いです。
法律の専門家である弁護士に早いうちから相談しておくと、今後話がこじれてしまった場合にも強い味方になってもらえます。
★
夫へ離婚を伝える際の3つの例文
切り出し方に迷った時は、勇気を持ってこれを使うといいわ。
例文1 「真剣な話をするから聞いて。離婚してください。」
唐突に「離婚して」と言われると、夫は頭がついていかず、「またまた何の冗談を・・・」と流されてしまう可能性があります。
まず真剣な話をするという前置きをすることで、妻側も一拍置いて心を落ち着かせることができますし、夫に冗談ではないということを伝えることができます。
それから、離婚したいという明確な意思表示をするのです。
意志の強さをアピールするのがポイントです。
例文2 「私達、離婚したほうがいいのかな?」
妻がこう言うと、夫は十中八九「どうして?」と返すでしょう。
そこで集めた浮気の証拠を見せましょう。
と淡々と語りましょう。
怒りや悲しみがこみ上げてくるでしょうが、決して感情的になってはいけません。
論理的に話すことを心がけるのよ。
例文3 「もし私が浮気したらどうする?離婚する?」
もし妻が浮気をしたら夫はどうするか訊ねます。
妻に浮気がバレているだなんて微塵も思っていない夫の場合は、のんきに「そうだな、浮気したら離婚だな。」と言うかもしれません。
そうしたら妻は「私もあなたと同じで、あなたが浮気をしたら離婚する。だから離婚しましょう。」と伝えましょう。
妻に浮気がバレていることに勘付いた夫の場合は、「急にどうしたの?」などと話をはぐらかそうとするかもしれません。
「私はあなたが浮気をしたら離婚したいと思う。だから離婚しましょう」と言いましょう。
浮気の証拠を握っているのだから、話し合いの主導権は妻のものです。
夫への離婚の切り出し方 まとめ
離婚を切り出すのにはとても勇気がいります。
不安に思うこともたくさんあるでしょう。
しかし浮気の証拠を掴んでおいたり、今後の生活のことをしっかりと考えておくなど、事前準備をきちんとしておくことで、その不安は少しは解消されます。
また、離婚の話し合いに焦りは禁物です。
感情が高ぶってしまうかもしれませんが、落ち着いて冷静に話をすることを心がけてください。
そして一度の話し合いで終わると思わず、納得がいくまでじっくりと話し合いましょう。
子どもがいる場合、子どもに関する項目は特にしっかりと話し合って決めてください。
多くの場合、子どもの親権は妻がとることになります。
養育費をもらうことは子どもの権利なのでその点を妥協してはいけません。
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夫は離婚を渋っているが、妻の離婚したいという気持ちは揺るがないのであれば、早めに弁護士など法律の専門家に頼ることも考えてください。
ひとりで悩んでひとりで解決しようとせず、周りを頼ってください。
必ず味方になってくれる人がいます。
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自分が幸せになれるように、損をしないように、自分の大切な人が悲しまないように最良の選択をしましょう。
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